Reviews

みかとやす・タカツキバンドのライブを見て

土曜日にみかとやす主催ライブ「握手`10」を見に京都へ行ってきた。ライブ自体は曲数も多く充実したライブだったように思う。特に3月の夜酔リョータロウバンドライブに出演してもらったときにも演奏していた「スロウ」という曲が今後の二人の新しい方向性を…

『絵画の庭-ゼロ年代日本の地平から-』@国立国際美術館へ

今日は久々に有給が取れて4連休の2日目*1。朝早く起きて洗濯をした後、目指すは一路この中之島の国際美術館でやっているこの展示会へ。 総論-果たしてミクロな感覚がそんなに凄いのか?- 日本の現代美術の世界での「ゼロ世代」の作家たちは、所謂マイクロ…

改めてヨーゼフ・ボイスを問い直す-『ヨーゼフ・ボイス よみがえる革命』より-

ヨーゼフ・ボイスという人間を知ったのは、現代美術に関する本をたまたま購入した3回生くらいのときで、そのときは「フェルトと脂肪という変わった素材を用いる作家」というくらいの認識でしかなかった。それがいつか、彼の思想面を知ることで僕の彼への興…

クリント・イーストウッド『グラン・トリノ』を見てきた

またまた一人のレイトショー。 本当に良かった。クリント・イーストウッドの演技には鬼気迫るものを感じた。かなりアメリカのダークサイドを映し出していると思うけれど、これも一つの姿なんだろうなと思う。イーストウッド以外では最初は軽い役に見えた27…

黒沢清監督『トウキョウソナタ』

黒沢清監督「トウキョウソナタ」を小倉の「昭和館」という映画館で観劇。ここは少し古いが良質な映画を2本1000円という料金で見ることができて、とても良い。「トウキョウソナタ」も封切られたときに見に行こうと思いながら機会を逸していたため、良い…

森田芳光監督『〈39〉刑法第三十九条』(1999)

実家に帰省中のため、特にすることがなく久しぶりにテレビを見る。一年にテレビを見るのはほぼこの年末年始だけだが、特に困らない。どういう番組が面白いのか分からないのでTVガイドを探っていたら、中学生のときに見過ごしたこの映画を発見。39-刑法第三十…